任意整理を体験した人の話

ある知人から聞いた体験談の話です。

その知人の男性は、父親からの遺産で得た土地の上に住宅を新築しました。当然住宅ローンを組んだそうです。残された母親の足が不自由だったということもあり、門から玄関までの通路はスロープ状とし、玄関内も段差を無くしバリアフリーとする工事をしたそうです。またトイレもバリアフリー設計としました。

当初のローンの返済額は、3年間ほど毎月3万円ほどとのことで、家賃より安いと言って喜んでいたそうです。そのうち、知人の雇用状態に変化があり、正社員から非正規雇用となり、月収が減少したそうです。年齢的なこともあり、そのころは不況のあおりで、40歳を過ぎた正社員の「肩たたき」という早期退職が盛んに行われていました。

ちょうどそのころ、毎月のローンの返済額も8万円程となり、ボーナス時の返済額は40万を超えたそうです。その知人は、6カ月ほど滞納が続き、ボーナス加算の月になると、対処することができなくなり、不動産会社を通して弁護士を紹介してもらい、自己破産を考えたそうです。滞納が6カ月を超えてしまうと、ローン会社から一括請求の通知が届いたそうです。

しかし、身体不自由な母親もいることから次の住まいを確保しなければということで、弁護士の奨めにより、任意整理をする方法を採ったということでした。

その結果、土地と家屋を売却し、その代金でローンを返済し残った金額を任意整理という形で、ローン会社に返済するということで解決したそうです。売却しても建築代金の残は返済しなければなりませんが、それでも新しい住まいを貸家という形で確保でき、家賃を払い母親と生活ができたということでした。

持っていた高級車も軽自動車に替えたと聞いています。自己破産と違い、官報に記載されるわけではないので、会社等に知られることはないと思いますが、個人信用情報機関へは登録されることから、カードや新たな借金をすることは難しいでしょう。

しかし、介護が必要な母親を介護施設に預けるにしても費用もかかります。毎月の返済額が減少したことで、介護費用へ回せる余裕も出てきたと話していました。

家を購入したことでの、任意整理の話は、噂話でも良く聞くものです。建ててから10年過ぎたころ、自宅を手放したという人もいました。やはり、バブルのころに住宅を購入し、その後の不況の影響で給料が減少したころでした。

6カ月以上滞納し、同じような方法で自宅を売却したそうです。売却した代金全てをローン会社に返済しても、やはり残額が残ります。しかし、任意整理をしたことで、返済していく金額が減額されれば、今後は生活の改善が見込めることとなります。

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